民主党、2次補正修正案を提出 定額給付金を削除

全然わかんないんだなあ。定額給付金に反対する理由が。
頭が悪いってのは罪だな。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090106-00000541-san-pol

民主党は6日午前、平成20年度第2次補正予算案から総額2兆円の定額給付金を削除する修正案を社民、国民新の野党2党と共同で衛藤征士郎衆院予算委員長に提出した。また、「雇用と住まいを確保する緊急決議案」も衆院に野党各党と共同提出した。民主党など野党は、定額給付金のぜひと雇用対策を通常国会の最大の争点に位置づけており、国会冒頭から攻勢をかけた形だ。


 民主党などは給付金について、「選挙目当てのバラマキ」と批判し、2次補正から分離して提出するよう求めてきた。衆院で与党の17人が反対に回れば、2次補正の執行に必要な関連法案を3分の2以上の多数で再議決できない事態に政府・与党を追い込める。修正案を提出することで、渡辺喜美元行革担当相ら給付金に批判的な自民党内の「造反予備軍」に揺さぶりをかけたい考えだ。


 民主党山岡賢次国対委員長は同日、記者団に「与党内で(給付金反対に)同調される方はたくさんいると聞いている。政党の枠にとらわれず行動してもらいたい」と強調。これに対し、自民党村田吉隆国対筆頭副委員長は記者会見で、「野党は2次補正や21年度予算の成立を遅らせたいだけではないか。景気対策、雇用対策を邪魔するものだ」と強く批判した。


 一方、決議案をめぐっては、民主党は与党側に決議案への賛同を呼びかけたものの、2次補正の早期成立を目指すとの内容を盛り込むよう逆提案されたため決裂。野党各党との共同提出となり、衆院では否決される公算が大きい。ただ、「否決されるのは想定しており、厳しい雇用情勢を深刻に受けとめていない政府・与党の姿勢を浮き彫りにする」(民主党中堅)方針だ。


 決議案では、「全国的に大量の失業者が出ている。政府はとりわけ雇用と住まいの確保、生活保護の弾力的運用について全力で緊急に取り組むべきである」などの内容が盛り込まれている。


批判理由が「選挙目当てのバラマキ」なのは分かった。じゃあどういう風に景気対策をしたいのかがさっぱりわからん。


まず景気っていうのはすなわち、金の回りのことだ。国民がどんだけ消費するか、消費した分が回り回って戻ってくる、この回転が速いと景気がいい、回転が鈍ると景気が悪いということになる。
だから単純に、景気を良くしたければ国民に無理矢理金を使わせればいい。減税すればその分で買いたいものが買えるから結果的に景気が回復方向に向かう。


定額給付金、別名バラマキは景気対策のカンフル剤だ。消費を我慢する傾向にある消費者にお金を渡して、さあ使ってくださいということになる。一万数千円手渡されたとして、貯金しちゃう人もいるからだいたい一万円くらいかな、全国民が一気にこれを回し始める。
欧米に比べて額が少ないとか、渡すだけじゃなくきちんと使ってもらえるようにルールを決めるべきとかいう意見があり、それは俺ももっともだと思うが、やりたいことは間違ってないと思う。
俺なら1時間で使い切ってやんよ。もっともらってもいいぜ。


これをしないで仮に一部の公共事業に投資したとすると、事業主から下請業者に金が支払われるのは納期の60日後くらい。それが業者の従業員の給料になるのは更に30日後。それから市場で消費して別の店の売上や俺のクライアントに支払われる。俺に入るのは更に30日後。
公共事業に投下したとして、金はそこで停滞するわけだからこういうのはカンフル剤にはならない。
即効性を求めるならバラマキしかないはずだ。


もちろん雇用対策にはなるだろう。今いっぱいあぶれてるガテン系の人たちは大助かりだ。それ以外の人たちは置いてけぼりだ。

>「全国的に大量の失業者が出ている。政府はとりわけ雇用と住まいの確保、生活保護の弾力的運用について全力で緊急に取り組むべきである」

これは全然対案になっていない。批判するのは構わないがしっかり対案を出してもらいたい。
景気を回復方向に持って行って俺のクライアントが潤うようにしなければ、明日は我が身で俺の職が危ない。