なんだか残念なついったー

今、Twitterが非常に長い時間止まっていて残念なことになっている。
あらかじめ告知していたメンテナンスをのぞき、ここまで(現時点で1時間半)止まるのは自分は初めてだ。


昨日、ついったーの仕様変更があった。ほとんどの人ががっかりしている。

http://blog.twitter.jp/

@付き投稿(リプライ)の利用状況をより良く反映するために、「お知らせ機能」の設定をアップデートしました。利用傾向やフィードバックによりわれわれは、多くのユーザーが、自分がフォローしている人同士がリプライでやりとりするのを読みたいと思っていることが分かっています。これは知り合い同士の会話に加わる便利な方法だからです。一方で、自分がフォローしていない人に送られたリプライを表示することで、一方通行でかつ部分的なメッセージを見ることを望む人は多くありません。今回のアップデートはこのそれほど望まれていない、混乱をまねきがちなオプションを外したものです。

この完全に的外れな仕様変更で、ついったーのおもしろさを再認識させられた。

気に入ってる人や話題が合う人のつぶやきは、相手が誰と会話していようとも聞きたい、ということだ。


例えば、フォローしているプロレスファン(Aさんとする)が、自分はフォローしていない人(Bさんとする)と初代タイガーマスクのすばらしさを会話していたとする。
同じ時間に自分のタイムラインをしっかりチェックしているのに、その会話がされているのがわからない、気づかないとなると、今までのついったーの使い方からすればあり得ない、異常な話だ。
他人の会話を聞くことを望む人が少ない、とついったーの中の人はいっているが、とんでもない、これこそがついったーの緩いつながりのキモだと言える。


こういった他人の会話に混ざることというのは、現実社会では注意して行わなければいけないのはネット上、ついったー上でも同じだ。特に上記の場合、Bさんはフォロー関係がない、いわゆる他人だ。プロフィールやいままでの発言内容、話しかけたい内容、多少失礼しても指摘・訂正しなければいけない会話が聞こえたとき、など総合的に判断して会話に入ることになる。今のついったーの仕様を考えると、そういうことが可能だ、と言える。


会話に参加することがはばかれる場合でも、自分が言いたいことをタイムラインにつぶやくことができる。Bさんには聞こえようがないが、Aさんには聞こえるため、Aさんが多方面と同時に会話するような状況に持って行くことができるし、Aさんがよいと思ったら、RTなどの手法を使ってBさんと自分との会話を統合させようと努力するだろう。Aさんは自分とBさんがフォロー関係になればいいと思うかもしれない。


このときの、「多方面と同時に会話するような状況」こそがついったーの醍醐味と自分は考える。
こういう状況は現実世界、居酒屋は公園や会議の場ではありえないし、ネットのチャットであってもない状況だ。好き勝手なことをつぶやいてもいい、それに反応してもスルーしてもいいというついったーだからできる状況だと思う。場の形成を後回しにして言いたいことを先に言えるのだ。


確かについったーの中の人が言うように、別にこの人のつぶやきを漏らさず聞かなくてもいいや、って人は確かにいることはいる。
しかし、例えば、金城武(がついったーに居たと仮定して)をフォローしていたとして、金城武が中国語で中国の俳優と話したとして、その内容はさっぱりわからないから聞こえなくてもいいと思う。しかしながら、金城武がつい3分前についったーを始めた松たか子(がついったーに居たと仮定して)と会話を初めて、その会話が聞こえてこないというのは本当にがっかりだ。


たらたらと書いているうちに復旧が始まったようだ。
トラフィックを減らしたいのはわかるが、とにかく、「醍醐味」をなくすような改変だけはやめてもらいたい。