Safari 4 正式版が完全におかしい件について

Safariの開発者の人たちは頭が悪い人たちだと思う。
なぜかって、あれだけ素晴らしいインターフェースをベータ版で提供していながら、正式版ではそれを採用せず逆に使えなくなっていたからだ。


もともとSafariのタブは、タブを同時にたくさん開くユーザにとって非常に使いにくい。
多段表示がなく、Faviconも表示されないため一覧性に欠けるからだ。

それでもSafariを使い続けるたくさんのメリットがある。
そのうちひとつは自宅MacMacbook ProiPhone間のブックマークの同期がMobileMeを使うことによってスムーズにできることだ。
ブックマークがアップされるのはアップルが提供しているディスクスペースなので、どこの馬の骨ともわからないサードパーティのディスクスペースに大事なブックマークを預けることもない。


しかしながら、今回の正式版リリースでは、タブ機能というタブブラウザの根幹の部分で改悪されており、今後どうするかを無理矢理考えさせられた。


まず、タブの外観がベータで提案されたトップにタブがある形式ではなく、Safari3のような普通(?)の形式に戻った。
しかしこれによって、新しいウィンドウのタブをつまんで別のウィンドウに結合させる動作ができなくなってしまった。
また、なぜかSafariはやたらと新しいウィンドウで開きたがる。ついうっかり新しいウィンドウで開いてしまったページを、後で見たいのでメインウィンドウに結合しておく操作が全くできなくていらいらする。


次に、Safariのタブは多段表示ができないため、ページを開きすぎると隠れてしまう。新しいページが隠れてしまって、「>>」をクリックすることにより一覧表示されるのだが、今までは「+」ボタンを押したりして最新のタブを表示すると、その左側に順番に新しい純にタブが並んだ、つまりタブの列の隠れている左側が表示されたわけだが、今は最新の1タブしか表示されなくなった。


詳しく書くと1ウィンドウに5タブしか表示できないときにABCD・・・Zまでタブを表示したとすると、
通常の状態:ABCDE
今までのSafariで最新表示:VWXYZ
Safari4:ABCDZ
と、なってしまう。


だいたい自分は、ABCDのあたりにニュースサイトやらなにやらいつも見るページを置いておき、次々にURLをクリックして開いてから右の方のタブから片付けていく。新しく開いたタブを見るときに、最新の1タブだけは出ているが、それ以外を開くには「>>」を押さなければならないのだ。これが結構な頻度になる。それならば「>>」ボタンがあればいい、そもそもタブは要らないということになる。


なにかとちくるって改悪するのは、これはしょうがないことなのかもしれないが、ベータで提供していたものと全然違うおかしなものを正式としてリリースするのはどうかと思う。


Safari大好きなのでアドオンで工夫するなりなんなりでもうちょっとがんばってみるが(これもストレスだ)、
Firefoxはどうも性に合わないので、MacChromeの安定を待ちつつ、改善されなかったらChromeに移行してしまおう。


最速じゃなくてもいい、ストレスなく作業したい。